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    リコーフレックス RICOHFLEX VIISの分解修理、ピント調節





    世の中、隙間産業が生き残るそんな時代にあって、二眼レフカメラを古いものを買い、楽しもうという隙間的な趣味もまた一興かと思います。

    以前、女性の間で二眼レフが流行ったのですが、雑誌などではカッコよく扱うものの、本人がプロカメラマン、もしくは、サポートにプロがいる状況で、 どう考えても、いきなり二眼レフを始める人は無謀なのかと思われます。

    一眼も、デジイチも飽きてしまったし、もう二台以上、デジ一買ったけど、たまには緩い写真が撮りたいな、、なんていうくらいの人が始めるにしても、 フィルムカメラに親しんでいないとかなりハードル、とっつきにくさはおおいことでしょう。

    さらには、そもそも、見かけがよくて買うというのが二眼レフ。

    しかし、ローライフレックス?、、、整備品なら高いですね。

    ヤフオクで故障覚悟、ピントズレなどのリスクありで買うなんてできますか???

    といいつつ、私のオークションの購買履歴は、ここ最近、ジャンク!!!という文字が20件以上続いています。

    もう、これ、かなり、むずいプラモデル、ラジコン工作みたいなかんじで、ラジオペンチや、精密ドライバーやピンセットってこういう時に役立つんだ!って 実感するためにやっているようなものですね。

    それはさておき、今回の物件は、、、不動産じゃないんですが、、


    リコーフレックス RICOHFLEX VII Sの分解修理、ピント調節

    ほぼ衝動買い、入札なし、そもそも、このリコーフレックス、1000円以下だと入札が入りますが、1000円になった時点で入らない!なんで人気無いんだ!!!!

    というか、二眼レフなんて使っている人見たことありません。ハッセルブラッドは見たこと有りましたが、それ以外に、一度も見ていません。

    なんでだ!!!!!!

    有名雑誌の付録にもなって、それが2000円で出品されていたというのに!!!あの当時はすっげええ、という話題。しかも35mmでいい。

    しかし、カメラ、プラスチックで作ればトイカメラ、おもちゃカメラ。

    ここが残念なところで、キラキラ光るブランドものでも高級感という指標は分かります。

    ですので、やはり、一応、本物を。

    販売されているのも、手にはいらないので、クラシックで。

    しかし、ケース、レンズキャップと着けると、五千円は出せばまあ、いいものが買えそうです。

    なかでも、リコーフレックス RICOHFLEXは、安い機種です。

    なんで安いんだ?といっても、なんだか、ちゃっちいじゃないか!といっても、、、

    ほんとくだらない。。。

    よく見りゃちゃちくても、小さくて、軽い。これほどコンパクトな二眼レフはありません。

    つくづく思います。そして、インパクト最高です。機能性は、このリコーフレックス RICOHFLEX VIISくらいまで来ると、シャッタースピードもそこそこ変えられます。

    自動巻きじゃありませんが、でもいい。むしろ、故障しているリスクが少なくありがたい。赤窓式でむしろOK!

    で、今回のお品物の状況は、

    まず、

  • レンズの汚れ
  • 革ケースとレンズキャップが付いていない!
  • ビューレンズとテイクレンズを回す、ピント合わせの歯車が硬い!!



  • レンズの汚れ

  • お決まりの、コーティング破壊のカビが繁殖して、曇となっているようです。しかし、全然軽傷。ビューレンズだけがひどいため、問題なしとします。

    後日ふいたら、カビ跡は残りましたが、綺麗にはなりました。



  • 革ケースとレンズキャップが付いていない!

  • 本当は、このあたり、付属品は困るものです。でも、60年前の皮ストラップに大事なカメラを任せるのも忍びないですよね?

    結局、買わなきゃいけないんですよ。きっと。

    しかし、リコーフレックスは左右に出っ張りがあります。これはありがたいです。気合で何かストラップを付けます。

  • ビューレンズとテイクレンズを回す、ピント合わせの歯車が硬い!!


  • これがまた、ガッチガッチ。

    勢いで、ゴリゴリやっていれば、軽くなるかな????

    カス!!!!と、あれ?

    なんだか、歯車の高さが変わって、噛み合わせがズレてしまいました。 こんな破壊、かんべんして欲しいです。これから、出かけようとしていたのに。。。。

    全速力で修理開始です。日が暮れるか、修理が間に合うか?


    リコーフレックスをバラす。分解する。

    *ここに書いてあるやり方は、間違っているかもしれません。参考にされる場合は失敗する可能性もあります。自己責任においてご実施ください。


    定評通りの分解しやすさ。これが、メンテしやすい!といえると思います。

    裏側のカニ目レンチが必要そうなところも、ゴム手袋で回すか、金属定規をレンチ代わりにすると、まず、とれます。

    そんなことより、歯車だらけの、ねじ溝だらけのリコーフレックス、二眼レフです。

    どの位置に合わせたらいいやら??

    最低限、色々な箇所に歯車のかみ合わせや位置を、鉛筆でつけましたが、、

    もとには戻ってくれないようでした。

    なんで、、、、、なんか、しらないけど、、がちゃがちゃやってたら、歯車の高さがずれていた!!


    これがこのカメラの最大の特徴でありポイントです。

    ビューレンズのピント合わせをするための歯車を何度も回していると、カスっといって、なんか、高さが変わってしまいます。

    ビューレンズの中には、高さ調節ようのナットのようなものがあり、それで高さをテイクレンズと合わせていたのですが、ピントリングをぐりぐり、 無理して動かしていると、その高さ調節用のナットが回って高さが変わってしまいます。

    リコーフレックスは単純と書いていますが、ピント合わせはかなり苦痛でした。


    ピントが合ってないと気がつくのはたいてい、動作可能な状態にして、ちゃんとした撮影をして、現像ができてから気がつくもの。

    しかし、歯車が 硬い、硬い、あまりに重く、

    このあたり、クラカメならでは。。。。

    仕方がありません。使ってみて、あれ???ピントが合っていない?前ピン?

    しかし、頭でいくら考えても、歯車、ヘリコイドって、どっちがどっちむきかすぐにわからなくなってしまいます。

    トータルで、

    6個くらいのネジの合わせを行わなければなりません。もちろん、グリスはこの機種、時代のためか、接着剤のようにカチカチです。掃除して、新しいグリスを塗ります。

    だいたい、やってみて、どっちか?っていうのが分かるような感じで、それを6*2本。気が狂いそうです。

    さらには、この2つのレンズの関係性が合ってないと、意味をなしません!!!

    無限遠も作業場所から無限遠が見れたら楽ですけど、そう上手くは行きません。ネジはずしながら、外出るわけには行きません。

    私には、超厳密で、正確なところは屋外で使っているうちに分かるかな?という、近接撮影でのピント合わせをするしかありません。

    もう、なにやってんだか、、メジャーとルーペとにらめっこです。

    一眼レフは簡単でいい。そう思えます。

    さて、何が問題か、今回のカメラの状態は、

  • ビューレンズで合わせたピントと表示上の距離が違う!
  • ビューレンズでピントを合わせて撮影しても、写真のピントがずれている!


  • この時点でもう、ピント調節は全調整必須です。



    リコーフレックスのピント調節(近距離で)


    通常は無限遠ですが、環境的に無理でしたので、

    構造上、表示距離の目盛りでピントがあっていれば、無限大の位置は決まっていますので、およそ、無限遠も出せるんじゃないのか?という安易なものです。

    ・まずは、表示上、3.5feetで確認します。

    Feetは正確に計算ツールを使うべきです。30cmとアバウトではいけません。

    三脚につけて、フィルム面までの距離で新聞紙を貼った板などを被写体にして、照明も当てておきます。

    ビューレンズでピントのピントはあっているか?どこであうのか?

    フィルム部分にピントグラス、OR、メンディングテープ+ルーペを使い、テイクレンズのピントがあっているか確認します。 合っていなければ、どこで合うのか、記載しておきます。

    すると、、、、

    ビューレンズのピント合わず。

    テイクレンズも合わず。

    悲惨です。


    ・どうやって合わせるか?

    とりあえず、一度分解して清掃してから、テイクレンズ(撮影する方)からしっかりと組み立てます。特に出っ張りと、本体の凹みを合わせてから、締め込んでください。ゴム手袋で締め付けても大丈夫でした。

    3.5Feet(106.7cm、約107cm、ピント面からフィルム面までの距離)の位置に三脚で固定して、フィルム面のメンディングテープを家にあるルーペで見て、ピントが合う位置を求め、その位置を歯車とカメラ本体に分かるように鉛筆で印をつけておきます。 (以下のビューレンズの取り付けを行ったあとに実施)

    つぎに、ビューレンズです。厄介です。

    ビューとかいって、、こっちが重要なんですね。

    とりあえず、しっかり組み立てます。距離が書いてある歯車はあとで外側から取り外しができますので、アバウトでつけて大丈夫そうです。ビューレンズの中に意味がないかのようなただの輪っかのネジがあります。これで5mmほど、レンズの位置を前へ固定しているようです。

    これをどれくらい締めればいいのか?で、微調整するのかな?なんて思っていましたが、見事に外れて、締まるとこまでしめるが正解のようでした。そして、本体にゴム手袋で締め込みます。歯車には手を触れずに本体を持って、締め込んでいると、グルグルとビューレンズが回転していきます。最後には止まって、締めこむことができます。このとき、ビューレンズを無限大の位置いっぱいに回しておきます。そして、無限大の位置がちょうど本体の矢印と一致するように締め込みます。

    本体内側のレンズのフチを掴んで回せば、戻せます。

    多少のズレは気にしません。あとで銀色の歯車を外して正しい位置に付け直しますので。

    ここで、ビューレンズの歯車を外側から外します。小さい小さいイモネジを3本外さずにゆるめるだけです。外すと厄介です。

    中味のピント合わせ筒を回して、3.5Feetの被写体に対してピントを合わせます。

    テイクレンズもフィルム面をルーペで見て、ピントを合わせます。ボヤける→合う→ボヤけるという幅をどんどんと狭くしていき、最後にだいたいここだという感じで決めます。ビューレンズの付属のルーペは片手で持ちながら見やすい角度にして見るといいです。

    そこで、ビューレンズの表記が3.5Feetのところを本体の矢印に合わせてセットしてイモネジを締めます。その後、無限大表示まで回します。無限大まで回らなくてもまわるところまで回します。テイクレンズが締まってしまい、動かない場合は、ビューレンズの歯車をを一度外して、テイクレンズを少し戻してからセットして、ビューレンズの無限大側いっぱいまでビューレンズを回しておきます。

    ビューレンズを再び外します。

    次に、テイクレンズの歯車を回して軽い力でとまるところまでとめます。どうやらこれが無限大の位置のようです。

    テイクレンズを動かさないように無限大の表示と本体の矢印が合うように付けてイモネジを締めます。

    これで、ビューレンズも3.5Feet先の被写体に対して、ビューレンズのピントを合わせてみます。およそ、3.5Feetの表示のところで合ったでしょうか?

    また、その時に、テイクレンズの方のピントが合ったときにつけた印は一致しているでしょうか?

    5mm以内のズレなら、もういいやと思ってしまいます。勝手にそう思っています。

    とにかく、3.5Feetの被写体に、3.5Feetの表記でビューレンズとテイクレンズのピントがあっているか確認します。

    それでいて、 距離表示が無限大まで回ればOKだと思われます。よほど、メーカーの表記がアバウトじゃない限りはだいたいOKだと思います。



    小さいです。精密ドライバーでもぎりぎりです。


    はずさないように。


    緩めると、歯車が外れます。


    これがビューレンズです。


    こんな感じで回して、3.5Feetでピントをあわせたりします。


    フィルム面までの距離をあわせます。


    表記と矢印を合わせてつけます。



    あくまでもアバウトなピント調節ですが、ばらしてしまって手に負えないなんて場合にはあきらめずに、やればなんとかマシにはなるでしょう。

    このカメラ、ビューもテイクも360度程度しか回転できる範囲がないので、位置決めは何週目のどこか?みたいなことはなく、さほど難しくないといえるかもしれません。 また、テイクレンズの無限大が最大限締め込んだ位置であるという作りも、私の勘違いでなければ、とても簡単な構造なのかもしれません。

    だけど、2つもあって、それが相互に作用しているので、慣れてないと、めちゃめちゃ、疲れます。

    疲れました。

    何日かに分けて何回か調節しましたが、やっとできました。

    3回くらいは分解して理解するような感じです。

    しかし、上手くいかないと体は肩こるし、ほんとうに首の血流が悪くなって、相当頭が痛くなることも有ります。細かいくせに力を入れないと緩んでしまうというネジがたくさんあります。

    ほんとうに、力仕事です。くれぐれも気をつけて、疲れたなと思ったら、休んで風呂に入ったりすると、、いいアイデアが生まれます。ほんとうに、肩こりがひどすぎると、血管系とかに負荷がかかることもありますから、できなきゃ後日、というやり方がいいです。



    ジャンクはもう二度と買わない!


    って、はっきり言って思います。RICOHFLEXくらいなら、安いです。いいもの、動作品を探したほうが、1000円でジャンク、といっても、整備すれば使える品、ですが、60年も前のものですから、壊れていなくても整備が居ると思います。

    だから、なんともなくても、歯車がかたくて回りにくい。動作確認のしようがない!

    中判だから試せない!などという物が多いです。大衆機で、めちゃめちゃ売れた機種です。

    押し入れを探せばでてくるのでしょう。

    そんなものなので、治す気もなくジャンクで出すのが多いのでしょう。ジャンク扱い!ですが。

    メンテは切っても切り離せないと思います。この時代のカメラでは。完動品。というか、動くカメラは中古カメラ専門店の出品しているもので、動作確認をしたものにしてください。

    そうなると、 従業員が時間をかけてメンテしていますので、お金は上乗せです。でも、3万のせられたら誰も買いません。

    ほとんどがプロショップでもジャンク品をメンテするほどの機種でもありません。ローライならば、、、

    このタイプで多いのが、 グリスが固着している!

    これに尽きると思います。グリスを取り出して掃除して、再グリスするには、バラす必要があります。

    このときに必ず、ピント合わせという作業が発生します。つまり、必須作業です。

    結局、クラシックカメラで安価なものを買うなら自分でメンテしろ!ということです。組み立て説明書があれば、子供でもできる程度です。

    ほんと、仕組みが分かるまで悩みすぎて、わかった時のあまりの単純さにがっくりきました。

    ただ、もう1台やるか?

    親戚にあげるからメンテしてやろう?なんて思いません。お金払って整備済み品を買います。

    2万円は欲しいですね。このメンテ。初めての場合は。慣れたら、5000円でもいいですが。





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